高齢者、障害者等が安心に日常生活や社会生活が出来るようにするためには、施設整備(ハード面)だけではなく、高齢者、障害者等の困難を自らの問題として認識し、
心のバリアを取り除き、その社会参加に積極的に協力する「心のバリアフリー」が重要です。
このため、国土交通省では、地方運輸局の主催により、全国各都市において「バリアフリー教室」を開催し、擬似体験、介助体験、バリアフリー化された施設の体験等をしていただく場を提供しております。
また、地域では、学校、地方公共団体、NPO、ボランティア団体、障害者団体、福祉施設など多様な主体が、お互いに連携しながら同様の取り組みを行っています。
国土交通省では、このような活動に対して、情報提供等の支援を行っております。
令和3年4月から、高齢者障害者等用施設等の適正な利用の推進が、国・地方公共団体・国民・施設設置管理者の責務となりました。
高齢者障害者等用施設等の適正な利用の推進に向けて、広報啓発活動を実施し、真に必要な方が利用しやすい環境の整備を推進します。
※(注記)高齢者障害者等用施設等とは、高齢者、障害者等が円滑に利用するための適正な配慮が必要な施設・設備(バリアフリートイレ、車椅子使用者用駐車施設等、鉄道やバス等の優先席、エレベーター、車両等の車椅子スペース)をいいます。
※(注記)適正利用推進キャンペーンの各種ポスター・チラシのダウンロードはこちら
<バリアフリ―トイレ><車椅子使用者用駐車スペース><旅客施設等のエレベーター><車両等の優先席>
○しろまるバリアフリ―トイレ
バリアフリートイレのさまざまな設備や機能について、真に必要としている方が必要な時に利用ができるよう、ポスター・チラシを作成し、バリアフリートイレの適正な利用に関する広報啓発の取り組みを行っています。
その他、適正利用の推進に向け、トイレの整備方策や環境整備に係る調査・検討会を行っております。
・平成23年度 多様な利用者におけるトイレの整備方策に関する調査研究
・令和2年度 共生社会におけるトイレの環境整備に関する調査研究
○しろまる車椅子使用者用駐車施設等(車椅子使用者用駐車スペース)
車椅子使用者用駐車スペースについて、真に必要としている方が必要な時に利用ができるよう、ポスター・チラシを作成し、車椅子使用者用駐車スペースの適正な利用に関する広報啓発の取り組みを行っています。
その他、適正利用の推進に向け、各種検討会・調査の実施や事例集の作成を行っています。
・平成22年度 障害者等用駐車スペースの適正利用等の促進に関する調査研究
・平成29年度 パーキングパーミット制度の導入促進方策検討会
・平成30年度 パーキングパーミット制度の導入促進に向けた障害者等用駐車区画の適正利用に関する検討会(事例集作成)
・令和3年度 車椅子使用者用駐車施設等のあり方に関する検討会
・令和4年度 車椅子使用者用駐車施設等の適正利用に関するガイドライン作成に係る検討会(ガイドライン作成)
○しろまる旅客施設等のエレベーター
旅客施設等のエレベーターの利用について、真に必要としている方が優先的に利用ができるよう、ポスターを作成し、エレベーターの利用に関する広報啓発の取り組みを行っています。
○しろまる車両等の優先席
鉄道やバス等の優先席の利用について、真に必要としている方が優先的に利用ができるよう、ポスターを作成し、優先席の利用に関する広報啓発の取り組みを行っています。
○しろまる移動等円滑化に係る「心のバリアフリー」に関するアンケート調査(令和1年度)
東京、大阪、ロンドン、ニューヨークにおいて、通学や通勤等の手段としてメインで公共交通機関を利用している方を対象に、移動等円滑化に係る「心のバリアフリー」についてアンケート調査を実施しました。
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○しろまるユニバーサルデザインタクシーの利用実態調査(令和1年度)
UDタクシーを有するタクシー会社のドライバーを対象に、車椅子使用者等の利用実態等についてアンケート調査を実施しました。
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○しろまる公共交通機関利用時の配慮に関する世論調査(令和2年度)
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○しろまる教育啓発特定事業の実施に関するガイドライン作成検討会(令和3年度)
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○しろまる国土交通行政インターネットモニターアンケート(例年実施)
・令和6年度 公共交通機関を利用する際の配慮について
・令和6年度 高齢者障害者等用便房等(バリアフリートイレ)の利用に関する意識調査